【起立性調節障害の過去】朝起きれなくて学校に行けなかった中学

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こんにちは

どりーむです

今回は中学2年生の頃、私が起立性調節障害と診断された過去についてご紹介していきます

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起立性調節障害とは?

起立性調節障害は自律神経失調症の一種です

自律神経失調症は交感神経・副交感神経のバランスが崩れ、頭痛やめまい不眠など体の不調に繋がります

自律神経失調症のうちの起立性調節障害は本来は人間が起き上がる時や、体の向きを変える際に自律神経が血流の滞りを防ぎ、血圧をコントロールする機能が働くのですが、起立性調節障害(起立性低血圧)では末端の血管がうまく収縮しなくなっています。それにより、立ちくらみ、脳貧血、めまい、といった血流の悪さからくる症状が出るのです。

文献:https://www.jiritsu-shinkei.jp/category/2011176.html

これらの原因は遺伝・生活習慣・ストレスが多く、思春期に好発し、大人になってからも発症することがあるそうです

私は中学2年生の秋ごろから、朝起きるのがだるくなり、学校を欠席する回数が多かった時期がありました

ちょっとした人間関係や不安感から、ストレスが溜まり、次第に頭痛や低血圧によるめまいなどの症状が出て、病院で「起立性調節障害」という診断を受けました

自暴自棄になって、学校を休みがちになる

私が朝起きれなくなったり、学校を休んでしまう原因は色んな要因があったと思います

元々部活はソフトテニス部に入っていて、割と強いチームだったので練習も土日びっしりありました(私が3年生の時はチームもやる気がなく、顧問の先生も未経験の先生になった為弱小チームになりました 笑)

学校生活では友達も数人いて、特別な問題はなく、至って普通の生徒でした

ただ小さい頃から自分の意見を言うことが苦手で、周りの目を気にする性格だったので、なるべく怒られないように、いい子にしないといけないという意識が強かったです

※思春期に「いい子でいなければいけない」という意識が強い子こそ心身のバランスを崩し、起立性調節障害を含む自律神経失調症が発症しやすいといわれています

そして3つ上の兄がいたことから、自分と兄を比較してしまい、次第に劣等感を抱くようになりました

私は勉強嫌いだったので、進学校に進級した兄と勉強面でも比較してしまい、徐々に高校受験が迫ってくる不安もありました

時々兄妹で比較されて落ち込んだり、部活が忙しかったり、ちょっとした人間関係の崩れから、中学2年生の秋頃にプツンと糸が切れ、朝起きて学校に行くことが億劫になりました

ストレスの影響で幼少期から発症していたアトピー性皮膚炎もひどくなったりしました

学校に行くと普通にこなすことができるのですが、一度休んでしまうと次の日に登校することが怖くなり、次第にクラスメイトが自分の陰口を言っているのではないかと思い込むようにもなりました

起立性調節障害

学校を欠席することが増え、お昼や夕方になるにつれ休んでしまった自分に大して罪悪感を抱き、自分の存在にも嫌気がさしていました

当時は学校にすら行けない自分が本当に悔しかったです

そして今まで調和を保ってきた自分が崩れていくのを実感しました

そこから気持ちが沈んでいくと共に体調も崩し始めました

「もう何もかもどうでもいいや」という気持ちを持ったあたりから、突然頭が痛くなったり、席を立つとめまいがしたり、貧血になったりと徐々に体にも影響を受けるようになりました

今までは気力で学校に行くことができたけど、体調が崩れ始めると本当に朝起きれなくなってしまいました

ある時学校で体調を崩した影響で、母と病院に行くことになりました

血液検査、心電図やMRIなど色んな検査をしても、特に異常なしでした

ある病院では心療内科への受診も勧められました

ただ総合病院の小児科で、起立試験をしたところ、検査の途中で倒れてしまい、試験の結果から「起立性調節障害」と診断されました

起立試験とは横になった状態から起立した時に血圧や心拍数がどの程度変化するかを見るのが目的です。
ベッドや診察台の上に10分ほど安静に横になり、血圧計や心電図をセットしておきます。
10分経過後にその場に起立し、心拍数、血圧などを起立1分後~10分後に細かく測定をします。
この起立試験は症状が強い午前中に、専門家が立会いのもとで行うのが一般的です
文献:起立性調節障害の診断方法

 

最初は聞いたことがない病名だったので、どんな病気かも分からなかったのですが

起立性調節障害はもちろん大人の方も発症するけど、思春期の子は比較的多く、ちょっとした自律神経のバランスが崩れることによって発症するケースがあるから、普通のことだし、朝起きられないのは仕方が無い事なんだよ

総合病院で診察してくれた主治医の方からこのような言葉をかけてくれたのが嬉しかったです

ずっと「自分の気持ちが弱いから、学校に行けない」と思い込んでいたので、朝起きれないことは異常ではないと思うことができました

徐々に回復

病院で受診後、昇圧剤(血圧をあげる薬)や鎮痛剤(頭痛用)などの薬を飲みながら徐々に学校に行く機会が増えるようになりました

薬があったおかげで徐々に回復していったのは事実ですが、いちばんは母の理解があったことが大きかったです

もちろん最初は理解してもらえないこともありましたが、体調が悪い時にははサポートしてくれたり、一緒にご飯を食べに行ったり、当時働いていた母ができるだけ一緒にいる時間を多く取ってくれました

時には自分が幻覚やおかしな言葉を発したりすることから、あちこちの病院に行ったり有名な霊感が強い先生の所に連れて行ってくれたりと、自分の意見を尊重してくれました

今まで自分の意見や感情を表に出すことができなかったのが、最初は泣いたり、怒ったりしながら自分の思いを母に訴えたりしながら徐々に自分の思いを解放していき、自分を肯定して見つめることができました

その辺りから本格的に表現者(女優)として表舞台に立ちたいと思うようになりました

心と身体は繋がっている

今でも、時々誰かに認められたいと承認欲求が強くなり本来の自分を隠し、仮面をかぶってしまうことがあります

またストレスが溜まったり、自分のネガティブな気持ちを持ち続けると自律神経が乱れやすく、人よりも体調を崩しやすいです

ただ中学の時に、些細な心の乱れから学校に行けなくなり当時は苦しいと思っていた経験をしたからこそ、心と身体がどれだけ大きく繋がっているか身をもって学ぶことができたので、自分で自分の機嫌を取りながら楽しくゆるく生きようと思えるようになりました

また性格的に自己表現が得意ではないので、自分が本当にしたいこと・自分にとって楽しいことは何なのかを紙に書きながら自分の内面と向き合うように心がけています

朝起きれなくて学校に行けないことは心の弱さからだけではないし、周りと違うことを恐れず本当にやりたいことは何か、自分の夢は何のかゆっくり自己内観をして、恥ずかしがらず自分の好きなことでアウトプットしていってほしい。

そして悩んでいるのは自分一人だけではないから、焦らないで

ということを過去の私に伝えたいです

 

この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです

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